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こころとからだ

急性低音障害型感音難聴

NHKの「あさイチ」(平成27年5月11日)の特集で、「ある日突然に、急性低音難聴に注意」が話題になりました。正式には「急性低音障害型感音難聴」と呼ばれる難聴で、急性の難聴の中で一番多い難聴とされていて、近年増えている疾患です。これは治りやすい一方で再発もしやすく(同番組では再発率4割)、再発すると5分の1が難治のメニエールに移行するとされています。
幸いなことに、このタイプの難聴は鍼灸治療にとてもよく反応します。一掌堂治療院の実績では、早期の発症後3週間以内に鍼灸治療を受けた方の全員が健常化されています。ただし、再発の可能性が高いものなので、再発防止が大切です。再発防止のためには、まず治った後に「後療法」を行います。その後は月に1回、再発防止の「定期治療」を続けるか「アクアウォーキング療法」を行っていただいております。それでも再発してしまった場合は、当日2回の「集中治療」でほとんどがその日のうちに回復されています。

急性低音障害型感音難聴って何?

定義 原因不明 急速または突発発症 めまいを伴わない低音障害型感音難聴
臨床的特徴 20〜30代の女性に好発。自覚症状としては耳閉塞感が最も多く、ほかに耳鳴り、難聴、自声強調などがある。一側性低音障害型難聴。聴力予後が比較的良好である。
疾患名の経過 平成7年までは「突発性難聴」の一部とされていたが、平成8年から独立した疾患群として「急性低音障害型感音難聴」と呼ばれている。
疾患の現状 平成14年に、急性発症する感音難聴で最多の疾患であると明らかにされた。再発しやすく、再発を繰り返すと症状が重くなりやすい。再発の20%が治りにくいメニエールに移行する。
病院での治療 主にイソバイドやメニレットなどの利尿剤やステロイド投与を行う。
治療の問題点  ステロイドが効きにくい場合がある。ステロイドが良く効いても、投与を終了すると再発することがある。ステロイドを反復して使用するとステロイド依存性が発生することがある。

急性低音障害型感音難聴の鍼灸治療

鍼灸治療の適応  急性発症する難聴の中で最も鍼灸治療に適応する疾患であり、一掌堂治療院の治療実績では「発症後3週間以内の急性低音障害型感音難聴の健常化例は平成27年5月時点で100%」
原因のとらえ方 急性低音障害型感音難聴は原因不明だが、別名「ストレス難聴」と呼ばれるように、ストレスが関係していることが多いとも言われる。突発性難聴ハリ治療ネットワークでは、この疾患を体か心に無理が来ていることへの警告と受け止め、治療と並行して仕事と生活の見直しを勧めています。
治療の手順 なるべく早期に集中して鍼灸治療を受け、早期に回復を図ること。発症当日なら2回の集中治療で回復することが多い。日数が経過している場合は、1日4回の集中治療を行うことによって、1日で健常化する例も多い。集中治療による1日での健常化例は、年間に20例ほどあります。
再発防止 健常化した後は「後療法」。1週目に週2回の治療、2週目と3週目は週に1回ずつの治療、計3週間で4回の「後療法」を行います。その後は様子を見るか、月1回の再発防止プランを取り入れるかを選択し、同時に「アクアウォーキング療法」を行います。


「アクアウォーキング療法」って何?

NHKの「あさイチ」(平成27年5月11日)でもほぼ同じ内容の「水飲み」を推奨してい ました。毎日1Lから2Lの水を飲み、毎日3キロ、約40分のウォーキング(同番組では毎日5キロ、約1時間のウォーキング)を続ける方法で、お勤めの方は帰宅時に1駅先の駅から乗るか、自宅の駅の1駅前で降りるかするとよく、主婦の方は遠回りして買い物をして、買ったら最短距離で帰るという方法です。

大量の水を飲むことによって「利尿ホルモン」が産生され、それが内耳のたまったリンパ液を排泄するようです。(詳しくは「アクア療法」をご参照ください)


急性低音障害型感音難聴かな?と思ったら!

なんだか聞こえにくい、耳が詰まった感じがする、耳鳴りがする、といった不調を、そのうち治るだろうと軽く考えてはいけません。 すぐに病院に行くか、集中して鍼灸治療を受けることで、早期の回復が図れます。同時にたまったストレスを自覚し、仕事と生活の改善を図って、他の病気の併発を予防しましょう。また、治ったと思っても、再発防止のために、日常生活に「アクアウォーキング療法」を取り入れることをお勧めします。

 

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