• 2020.07.05

    ご褒美付きのセルフケア

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    先日、テレビで美容家のIKKOさんがスキンケアについてお話しされていました。
    化粧水などを塗る前に顔のマッサージをすると、顔の筋肉が柔らかく、循環が良いため、美容成分の吸収が良くなり美容効果があがるというものでした。
    そうかそうかと興味深く聞いていたとき、患者さんとの話を思い出しました。
    その患者さんは耳の治療をした夜、鏡を見たら治療をした側のほうれい線が薄くなった気がして嬉しかったとおっしゃっていました。また、別の患者さんは、治療をした後、顔色が明るくなったというお話をしてくださいました。
    当院では耳の治療の際、首や頭のマッサージも行います。頭皮は顔の皮膚と一続きになっているため、頭皮が柔らかくなると顔の血流が良くなるため顔色が明るくなると言われています。
    また、首のマッサージはフェイシャルエステでも顔のトリートメントの仕上げとして鎖骨付近のリンパが集まるところへ流すように行います。そして、耳周りの皮膚も顔と繋がっていますので、耳周りの鍼はお顔へも良い影響を与えてくれるのではないかと思います。

    当院では耳の治療の一環として、自宅での首の筋肉や耳のマッサージをお勧めしているのですが、悪くなってしまった耳のためにマッサージしなくてはという気持ちの方もいらっしゃるのではないかなと思いました。
    そこで、耳の治療のためにマッサージしていたらお顔の肌の調子も良くなっちゃうかも。と楽しみながらやってみるのはいかがでしょうか。

    IKKOさんによりますと、IKKOさんは馬油を使うそうですが、顔に使えるマッサージオイルなら何でも大丈夫だそうです。
    手順を簡単にお伝えします。

    1、耳の前、顎のエラの少し上の辺りを人差し指と中指の第二関節付近を使ってグルグルと少し強めに円を描くようにマッサージします。
    2、頬の出っ張った骨の下を人差し指の第二関節で内から外へ、これも少し強めに。
    3、眼の下のクマができる部分を指の腹で内か外へ、これは優しく。
    4、眉毛を親指と人差し指でつまむように内からそとへ、気持ちよいくらい。
    5、こめかみを指の腹でグルグル。
    6、顎のラインを人差し指と中指の第二関節ではさむようにして内から外へ、少し強めに。
    7、最後に首の胸鎖乳突筋(V字筋)を指全体で上から下へ優しく流します。

    時間がないときは5分程度でも良いそうです。
    耳の症状に向き合うのは辛くストレスもたまってしまいますが、「耳のためにマッサージをしたらお顔も綺麗になるかも!」というご褒美付きだと、少し楽しみながら自宅ケアに取り組んでいただけるかなと思いますので、ぜひお試しください!