• 2022.09.26

    ヨガの呼吸法で、心身を解きほぐそう

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    さて、前回に引き続き、ヨガの呼吸法のお話です。
    この記事では、池田咲先生がご厚意で教えてくださった、深い呼吸へと誘うヨガのポーズを2つご紹介します。

    日頃の緊張やストレスで、どうしても呼吸が浅くなってしまう、リラックスして心身をほぐしたい、という方におすすめです。
    いずれも、寝ながらできるもので、首をひねったり、体を大きく動かしたりするポーズではないので、どなたでも安心してトライできます。

    ①ワニのポーズ(うつ伏せ)
    ストレスや焦りを感じているときにおすすめのポーズです。
    このポーズを取ることによって横隔膜を使った呼吸に意識を向けることができます。
    時間は10分程度できるとベターですが、最初は30秒、1分でも良いので、心地の良い時間から始めてみましょう。

    1. マットの上でうつ伏せになります。
    2.脚を腰幅よりも少し広めに広げます。両足先は内側でも外側でも大丈夫です。気持ちの良いところに置きます。
    3.両手を重ねて、その上に額をのせます。
    4.目を閉じて全身の力を抜き、お腹が床についているイメージをします。
    5. ゆっくりとお腹に空気を送って、腰あたりが自然に上下に動くのを観察します。

    <期待できる効果>
    ストレス解消、鎮静、消化機能の改善などの効果が期待できます。

    <アドバイス>
    無理にお腹に空気を入れようとすると力んでしまうので、吐く息に意識を向けて、吐ききったら自然に空気がお腹に入っていくのを感じるようにしましょう。

    ②ハッピーベイビーのポーズ(あお向け)
    体をゆらゆらと揺すって背中をマッサージしてあげることで、緊張していた背中を緩めることができ、ゆったりとした呼吸をすることでリラックス効果も期待できます。ぜひ深い呼吸をしながら行ってみてください。

    1.マットに仰向けになり、両膝を胸に抱えます。
    2.そのまま両足を天井方向に上げ、膝を開きます。
    3.両手を伸ばして、両足を膝の内側から掴みます。
    (手の小指が土踏まずの上側、親指がかかと側にくるイメージです)
    4.かかとを天井に向けます。
    このとき、腰が浮いてしまわないように尾骨を床から離さないようにします。
    5.このまま、ゆったりとした呼吸を続けます。

    <期待できる効果>
    お尻まわりやハムストリングのストレッチ、股関節の柔軟性向上などの効果が期待できます。下半身の血行促進にも効果的なため、足のむくみを解消にもおすすめです。

    <アドバイス>
    ・リラックスしたい時は、身体を左右にゆすってみましょう。
    ・手で足を掴むと腰が浮いてしまう方は、タオルかクッションをお尻の後ろに入れて行ってみてください。

    さて、最後に、池田咲先生からカフェヨガ教室の参加者全員にくださったカードのメッセージがとても素敵でしたので、内容を紹介させていただきます。
    ――――

    「Off The Mat」

    これは、ヨガマットの上にいない時間も
    ヨガの時間で学んだこと・気づいたことを生活に活かしましょう、という意味です。

    例えば、普段の生活で、何かに対してイライラしたり、悲しみを感じたりするとき、ヨガの時間を思い出し、同じように呼吸を深くしてみるのです。
    きっと、気持ちが落ち着くはずです。

    ヨガマットの上にいない時間にも教室で学んだことを、生活の中に活かすことはできます。
    ぜひ実践していきましょう。
    ――――

    この言葉は、ヨガに限らず、学んだことを知識としてとどめておくだけではなく、実際に手や足を動かしながら、自分のものとして活かしていこう、という教訓でもあるな、と感じました。
    いやはや、日頃の自分の口八丁ぶりを反省しつつも、若き、美しき、先生から頂いた貴重な提言を真摯に受け止めて今後の人生を邁進していきたいな、と思う今日この頃です。

    ※興味のある方はこちらをご覧ください。
    池田先生の公式HP:https://ibloom.blog  Instagram: @yoga_with_ibloom