急性音響性外傷・騒音性難聴

どんな病気?

ライブやコンサート会場で非常に大きな音を聞くことで起こる難聴です。ヘッドホン難聴、インカム難聴なども当てはまります。

いっぽうの騒音性難聴は、大きな音に慢性的にさらされて少しずつ進行する難聴です。

いずれも、強大な音響を聞いたために、内耳の有毛細胞が障害を受け、回復不能になるために起こるといわれています。耳鳴りを伴うのが特徴で、オージオグラムの波形は4000Hz付近の聴力だけが低下してV字型になる傾向があります。

病院での治療法

軽度の障害は投薬治療により軽快することがあるとされています。軽度の障害に対してはステロイドの効果はあったけれども、音響障害が大きい場合は効果がなかったという報告もあります。たいていの場合は、治療が難しいようです。

当院で行うハリ治療

当院では、29例の健常化例があります(2019年8月現在)。いずれも、早期にハリ治療を行うことがポイントです。