外リンパ瘻は、内耳を満たす外リンパ液が中耳側へ漏れることで、聞こえや平衡感覚に影響する病気です。ダイビングや飛行機などの圧力変化、頭部や耳への外傷、強い鼻かみ、くしゃみ、重い物を持つ動作、強く力む動作などがきっかけになることがあります。明らかなきっかけがない場合もあります。
急な感音難聴、耳鳴り、耳のつまり感、めまい、ふらつきなどが現れます。症状や検査所見が一定しないこともあるため、ご自身で決めつけず、発症前後の出来事を耳鼻咽喉科へ具体的に伝えることが大切です。
医療機関での検査・治療が必要な場合は、そちらを早めに進めてください。
一方、一掌堂鍼灸院へのご相談は、医療機関での受診や治療が終わるまで待つ必要はありません。受診前・受診当日・治療中でも一掌堂鍼灸院へご相談ください。現在の症状と医療機関での確認状況を伺い、必要な医療を妨げない形で施術の時期や進め方を一緒に考えます。
疑われる症状がある場合は、動作を控えて耳鼻咽喉科へ
次のような変化がある場合は、耳鼻咽喉科へ早めに相談するとともに、一掌堂にもご相談ください。
- ダイビング、飛行機、強い鼻かみの後に聞こえにくくなった
- 頭部や耳への外傷後に耳鳴りやめまいが生じた
- 力むとめまいや耳の症状が強くなる
- 耳の中で水が流れるような感覚や音を感じる
- 急な聴力低下と、ふらつきや吐き気がある
医療機関で確認されるまでは、強い鼻かみ、息を止めて力む動作、重い物を持つこと、激しい運動などを避けてください。自己判断で耳抜きを繰り返すことも控えましょう。
激しい頭痛、ろれつの回りにくさ、手足のしびれ、意識の異常がある場合や、頭部外傷後に強い症状がある場合は、救急医療を含む医療機関への相談が必要です。
主な症状と伝えておきたいきっかけ
- 急な聞こえにくさ、左右差
- 耳鳴り、耳のつまり感、音の響き
- 回転性めまい、ふらつき、吐き気
- 圧力や音でめまいが生じる感覚
- 発症前の外傷、潜水、鼻かみ、くしゃみ、力み
症状が始まった日時だけでなく、直前に何をしていたかをメモしておくと、医療機関での確認に役立ちます。
医療機関で確認されること
耳鼻咽喉科では、発症のきっかけと経過を詳しく確認し、聴力検査、平衡機能の検査、眼の動きの確認、画像検査などが検討されます。中耳の洗浄液から外リンパに特徴的なたんぱく質を調べる検査や、手術時の確認が行われる場合もあります。
対応は症状や経過によって異なり、安静を中心とした方法や、漏れが疑われる部分を閉じる手術などが検討されます。安静の程度、体位、運動の再開時期は、担当の医師の指示に従ってください。
医療機関での確認と並行して、一掌堂で伺うこと
外リンパ瘻が疑われる急性期や、安静・手術が検討されている時期は、医療機関での対応を優先します。一掌堂への相談は受診と並行して受け付けますが、鍼灸施術の実施は、医療機関で状態と行動上の注意が確認された後を基本とします。
発症の経過と現在の制限
発症時のきっかけ、聞こえ方とめまいの変化、検査結果、医療機関から指示されている安静や体位、使用中の薬を伺います。医療機関の指示と矛盾する施術姿勢や動作は行いません。
残っている体調面
症状が落ち着いた後も続くふらつき、首肩の緊張、疲労、睡眠、外出への不安などを伺います。施術が可能かどうかは、現在の症状と医療機関の説明を踏まえて慎重に判断します。
一掌堂の鍼灸施術の考え方
外リンパ瘻そのものへの結果や、手術を避けられることをお約束する施術は行っていません。医療機関での確認を前提に、症状が落ち着いた時期の体調管理について相談を受けます。
姿勢の変更や起き上がりで症状が出ないかを確認し、無理のない体位を検討します。鍼灸施術は安静、手術、薬など医療機関での対応に代わるものではありません。施術後の感じ方には個人差があります。
よくあるご質問
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急な難聴やめまいがあり、圧力変化や外傷などのきっかけがある場合は、耳鼻咽喉科へ早めに相談するとともに、一掌堂にもご相談ください。鍼灸施術の実施は、医療機関で状態と行動上の注意を確認した後に判断します。
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安静の指示がある間は、その内容を優先してください。施術の可否は担当の医師へ確認し、一掌堂にも指示内容をお知らせください。
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手術の要否や時期に一掌堂が関与することはありません。手術後は、担当の医師から日常生活や姿勢の制限が解除された後に、現在の体調を伺います。
医療機関での確認前・確認後を問わず、体調面が気になる方へ
急性期の対応が終わり、医療機関から行動上の注意を確認した後に、ふらつき、疲労、睡眠、首肩の緊張などについて施術の進め方を検討します。
参考情報
疾患や安全性に関する一般的な情報は、次の公的機関・学会等の資料もご参照ください。