遅発性内リンパ水腫は、以前からある高度の感音難聴に続いて、数年から数十年後に回転性めまいを繰り返す病気です。先に生じた高度の難聴がある耳に関連してめまいが起こる場合と、反対側の耳の聴力が変動する場合があります。
先行する難聴の背景には、幼少期からの一側の高度難聴、突発性難聴、ムンプス難聴、ウイルス性内耳炎、側頭骨の外傷などがあります。メニエール病と似ためまいを生じますが、難聴の経過を含めた確認が必要です。
医療機関での検査・治療が必要な場合は、そちらを早めに進めてください。
一方、一掌堂鍼灸院へのご相談は、医療機関での受診や治療が終わるまで待つ必要はありません。受診前・受診当日・治療中でも一掌堂鍼灸院へご相談ください。現在の症状と医療機関での確認状況を伺い、必要な医療を妨げない形で施術の時期や進め方を一緒に考えます。
強いめまいや新たな聴力変化は、医療機関へご相談ください
次のような場合は、耳鼻咽喉科などの医療機関へ早めに相談するとともに、一掌堂にも状況をご相談ください。
- 周囲が回るような強いめまいを繰り返す
- めまいに吐き気や嘔吐を伴う
- 立つことや歩くことが難しい
- これまで聞こえていた耳の聴力が変化した
- 耳鳴りや耳のつまり感が急に強くなった
激しい頭痛、ろれつの回りにくさ、顔や手足のしびれ、物が二重に見える、意識の異常などがある場合は、耳の病気以外の可能性もあるため、救急医療を含む医療機関への相談が必要です。
病気の特徴
遅発性内リンパ水腫では、高度の難聴が先行していることが重要な手がかりです。その後、数十分から数時間続く回転性めまいを繰り返すことがあります。発作の間は比較的落ち着く場合もありますが、ふらつきが残ることもあります。
症状の現れ方には個人差があります。めまいが起きた日時、続いた時間、吐き気の有無、耳の症状、睡眠や体調との関係を記録しておくと、医療機関で経過を伝えやすくなります。
医療機関で確認されること
耳鼻咽喉科では、これまでの難聴の時期と原因、めまいの経過を詳しく確認します。聴力検査、平衡機能の検査、眼の動きを調べる検査、画像検査などが、症状に応じて検討されます。
医療機関での対応は、めまいの発作中と発作のない時期で異なります。薬、水分摂取、運動、生活上の工夫などが案内される場合があり、めまいのコントロールが難しい場合には別の方法が検討されることもあります。薬や水分量、運動内容は自己判断で変更せず、担当の医師へ確認してください。
医療機関での確認と並行して、一掌堂へ相談できること
一掌堂鍼灸院では、遅発性内リンパ水腫そのものへの結果を保証する施術は行っていません。医療機関での確認と対応を前提に、発作のない時期を中心として全身の状態を伺います。
難聴とめまいの経過
先行する難聴が始まった時期、めまいの頻度と持続時間、耳鳴りや耳のつまり感、検査結果、使用中の薬を確認します。めまいの記録や聴力検査の結果があれば、経過の確認に活用します。
めまい以外の体調
首肩の緊張、頭部の重さ、疲労、睡眠、食事、水分摂取、仕事や家事への影響、不安なども伺います。転倒への心配や外出を控えるようになったことも、施術の姿勢や進め方を考えるうえで大切な情報です。
一掌堂の鍼灸施術の考え方
強いめまい、繰り返す嘔吐、立位が保てない状態では、施術より医療機関での確認を優先します。症状が落ち着き、医療機関での対応方針が確認されている場合に、その日の体調と姿勢の取りやすさを踏まえて無理のない方法を検討します。
耳まわりだけに限定せず、首、肩、頭部、背中などを含めて身体の状態を確認します。鍼灸施術は医学的な検査や医療機関での対応に代わるものではありません。施術後の感じ方には個人差があります。
ご相談時にお持ちいただきたいもの
- 聴力検査や平衡機能検査の結果
- 現在使用している薬が分かるもの
- めまいの日時、持続時間、伴う症状をまとめた記録
- 以前の難聴について分かる資料
資料が手元にない場合でも、分かる範囲で経過をお聞かせください。
よくあるご質問
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メニエール病と似ためまいを生じますが、遅発性内リンパ水腫では、数年から数十年前から続く高度の難聴が先行することが特徴です。病名はご自身で判断せず、耳鼻咽喉科で確認してください。
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強いめまいや嘔吐、歩行の難しさがある場合は、安全な移動と医療機関への連絡を優先してください。一掌堂への相談は並行して受け付けますが、鍼灸施術の実施は症状が落ち着いた後に経過を伺って判断します。
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持病や薬の影響もあるため、自己判断で大きく変更せず、医療機関から受けた説明に従ってください。一掌堂では医療機関の方針を前提に体調を確認します。
医療機関での確認後も体調や不安が続く方へ
難聴とめまいの経過を確認し、疲労、睡眠、首肩の緊張などを含めて施術の進め方を検討します。ご予約前に不安な点がある場合は、お問い合わせください。
参考情報
疾患や安全性に関する一般的な情報は、次の公的機関・学会等の資料もご参照ください。