「V字筋ケア」は、一掌堂鍼灸院が首すじ周辺をやさしく触れるセルフケアとして案内する名称です。
首の筋肉をゆるめれば耳の病気が変わる、という意味ではありません。首には血管や神経が通るため、強く押す、長く圧迫する、大きくひねることは避けます。
セルフケアは、日々の体調管理を支えるためのものです。
急な聞こえの変化や強いめまいなどがある場合は、セルフケアだけで様子を見ず医療機関へ早めに相談してください。その受診と並行して、一掌堂鍼灸院にもご相談ください。急な症状でなくても、やり方に迷う、続けてもよいか不安、耳の不調と全身の状態を一緒に見てほしいという場合は、遠慮なくご相談ください。
医療機関へ早めに相談したい場合
急な聞こえの低下、強い耳鳴り、激しいめまい、顔や手足のしびれ、ろれつの回りにくさ、突然の強い頭痛がある場合はセルフケアを行いません。首の外傷、強い首痛、発熱がある場合も同様です。
ケアを控える方
頸動脈の病気を指摘されている、首の手術後、血栓や出血に関わる薬を使用している、妊娠中で気分が不安定、医療機関から首への刺激を止められている方は、事前に担当医へご相談ください。
V字筋ケアの方法
始める前の姿勢
背もたれのある椅子に座り、足裏を床につけます。仰向けで首をひねる必要はありません。アクセサリーを外し、めまいがないことを確認します。呼吸は自然に続け、息止めを行いません。

- 手のひらを首の横に軽く当てる
- 耳の後ろから鎖骨方向へ、皮膚をなでる程度にゆっくり動かす
- 片側3回ほど行い、左右を入れ替える
- 最後に肩をすくめて下ろし、自然な呼吸を3回続ける
脈を感じる場所を指で押し込まず、筋肉をつかまないことが大切です。
強さの目安
「気持ちよい強さ」よりさらに弱く、皮膚が大きく動かない程度にします。痛いほど押す、硬い場所を探して押し続ける、器具を使うことは避けます。左右差を無理にそろえる必要もありません。
すぐ中止するサイン
めまい、吐き気、動悸、息苦しさ、頭痛、しびれ、目のかすみ、耳症状の急な変化が出たら中止します。休んでも残る場合は医療機関へご相談ください。中止後に反応を確かめるため再開しないでください。
頻度について
一日に何度も行う必要はありません。長くても1分程度から試し、行った後に首や耳の不快感が増えないか確認します。続けるほど良いというものではなく、体調が悪い日は休みます。
期待できる範囲と限界
ゆっくり触れることで、緊張に気づき呼吸を整えるきっかけになる場合があります。一方、聴力、耳鳴り、めまい、耳のつまり感への結果は保証できません。急性症状の確認を遅らせる目的では使いません。
ご来院時に共有したいこと
セルフケアを行った日時、強さ、その後に不快感があったかを簡潔にお知らせください。結果を示すために何度も試す必要はありません。医療機関から注意を受けている動作や持病、服薬がある場合も、施術前に確認します。
よくあるご質問
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いいえ。首の横を強く圧迫せず、皮膚をなでる程度にします。
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行わず、急な症状なら医療機関へご相談ください。
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痛みは目印ではありません。痛みやしびれが出たら中止してください。
ご相談を検討されている方へ
安全な方法が分からない場合は、自己流で続けず一掌堂鍼灸院へご相談ください。耳症状に急な変化がある場合はセルフケアだけで様子を見ず、耳鼻咽喉科へ早めに相談するとともに、当院にも状況をお知らせください。
参考情報
疾患や安全性に関する一般的な情報は、次の公的機関・学会等の資料もご参照ください。