ムンプス難聴は、流行性耳下腺炎、いわゆるおたふくかぜの原因となるムンプスウイルスが内耳に影響して生じる急性感音難聴です。多くは片耳に起こり、短期間で高度の難聴に至ることがあります。まれに両耳に生じる場合もあります。
耳下腺の腫れや発熱がはっきりしない感染でも生じることがあり、子どもでは片方の耳が聞こえにくくても日常会話が成り立つため、気づくのが遅れることがあります。めまいや耳鳴りを伴う場合もあります。
医療機関での検査・治療が必要な場合は、そちらを早めに進めてください。
一方、一掌堂鍼灸院へのご相談は、医療機関での受診や治療が終わるまで待つ必要はありません。受診前・受診当日・治療中でも一掌堂鍼灸院へご相談ください。現在の症状と医療機関での確認状況を伺い、必要な医療を妨げない形で施術の時期や進め方を一緒に考えます。
感染後の聞こえ方に変化があれば、耳鼻咽喉科へ
おたふくかぜにかかった後や、周囲で流行している時期に次のような変化があれば、耳鼻咽喉科へご相談ください。
- 片側からの呼びかけに反応しにくい
- 電話を当てる耳が急に変わった
- テレビや会話の音量を上げるようになった
- 耳鳴り、耳のつまり感、めまいを訴える
- 音の方向が分かりにくくなった
子ども本人が聞こえにくさをうまく説明できないこともあります。左右の耳を一方ずつ確認し、反応の違いがある場合は医療機関へ伝えてください。強いめまい、繰り返す嘔吐、意識の異常などがある場合は、速やかな医療機関への相談が必要です。
片耳の高度難聴で生じる生活上の困りごと
片方の耳で会話ができていても、音がどの方向から来たか分かりにくい、騒がしい場所で会話を聞き取りにくい、聞こえにくい側からの呼びかけに気づきにくいといった困りごとが生じます。
道路や自転車、学校の教室、集団活動などでは、聞こえやすい側の位置を工夫することが大切です。周囲が「片耳は聞こえるから問題ない」と決めつけず、本人が困る場面を具体的に確認します。
医療機関で確認されること
耳鼻咽喉科では、感染の経過、耳の中の状態、左右それぞれの聴力を確認します。年齢に応じて、本人の応答による聴力検査に加え、聴性脳幹反応などの客観的な検査が検討されることもあります。
ムンプスとの関連は、耳下腺の腫れや周囲の流行状況、血液検査などを踏まえて確認されます。医療機関では急性感音難聴に準じた対応が行われる場合がありますが、聴力が戻りにくいことも知られています。補聴機器や人工内耳を含む聞こえの支援は、聴力と生活上の必要性に応じて専門家と相談します。
本人と家族が大切にしたいこと
学校や職場では、聞こえやすい側から話す、席の位置を工夫する、騒音を減らす、重要な内容は文字でも伝えるなどの配慮が役立ちます。本人に何度も聞こえの確認を迫るのではなく、困る場面を一緒に確認します。
ムンプスワクチンは、ムンプス感染とそれに伴う合併症を防ぐための選択肢です。接種の可否や時期は、年齢や健康状態を踏まえて医療機関へご相談ください。
医療機関での確認と並行して、一掌堂へ相談できること
一掌堂鍼灸院では、ムンプス難聴そのものへの結果を保証する施術は行っていません。医療機関での確認と聞こえの支援を前提に、全身の状態と生活への影響を伺います。
聞こえ方と感染後の経過
おたふくかぜや発熱の時期、聞こえの変化に気づいた時期、耳鳴りやめまい、聴力検査の結果、現在受けている支援を確認します。子どもの場合は、本人と保護者の双方から無理のない範囲で伺います。
耳以外の体調
疲労、睡眠、食欲、頭痛、首肩の緊張、学校や仕事への影響、不安などを確認します。感染直後で発熱や全身症状がある時期は、来院せず医療機関の指示に従ってください。
一掌堂の鍼灸施術の考え方
感染中や急な聴力変化がある時期は、医療機関での確認・対応を受けるとともに、一掌堂にも状況をご相談ください。鍼灸施術の実施は、症状が落ち着き、必要な医療的確認を受けた後に、その日の体調と本人の希望を踏まえて検討します。
鍼灸施術は聴力検査、補聴機器、人工内耳、学校や職場での配慮に代わるものではありません。聴力の変化をお約束することもできません。施術後の感じ方には個人差があります。
よくあるご質問
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片耳の高度難聴でも、音の方向や騒がしい場所での聞き取り、安全確認に影響することがあります。耳鼻咽喉科で聴力を確認し、生活上の配慮を相談してください。
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明らかな腫れがなくてもムンプス感染が起こることがあります。感染状況と聞こえの変化が気になる場合は、ご自身で判断せず医療機関へご相談ください。
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聴力の変化をお約束することはできません。医療機関での確認と聞こえの支援を続けながら、並行して疲労や睡眠などの体調管理の一環として相談できる範囲を検討します。
医療機関での確認後も体調面が気になる方へ
聞こえの支援や生活上の配慮を続けながら、疲労、睡眠、首肩の緊張などを含む体調を伺います。ご予約前に確認したいことがある場合は、お問い合わせください。
参考情報
疾患や安全性に関する一般的な情報は、次の公的機関・学会等の資料もご参照ください。