以前「内耳ケア」と呼んでいた方法は、耳の外側へやさしく触れるセルフケアです。内耳へ直接刺激を届けたり、耳鳴りや耳のつまりをその場で変えたりする方法ではありません。突然の耳症状がある場合は、セルフケアだけで様子を見ず、耳鼻咽喉科へ早めに相談するとともに、一掌堂にもご相談ください。
- 急な聞こえの低下
- 片耳の強い耳鳴り
- 激しいめまい
- 耳の痛み
- 耳だれ
- 発熱
上記の症状がある場合は、セルフケアを行わず、ご相談ください。頭部外傷後、耳の手術後、鼓膜に穴があると言われている方も担当医へ確認します。
セルフケアは、日々の体調管理を支えるためのものです。急な聞こえの変化や強いめまいなどがある場合は、セルフケアだけで様子を見ず医療機関へ早めに相談してください。その受診と並行して、一掌堂鍼灸院にもご相談ください。急な症状でなくても、やり方に迷う、続けてもよいか不安、耳の不調と全身の状態を一緒に見てほしいという場合は、遠慮なくご相談ください。
耳まわりのやさしいセルフケア方法
始める前に
手を洗い、爪を短く整えます。ピアスやイヤリングを外し、耳の皮膚に傷、湿疹、腫れがないことを確認します。補聴器やイヤホンは外し、安全な椅子に座ります。
安全な触れ方

- 手のひらで耳の外側をそっと包む
- 耳の前後を指の腹でゆっくりなでる
- 耳たぶを軽く触れ、すぐ離す
- 合計30秒ほどで終える
痛みを感じるほどこすったり、耳を強く引っ張ったりしません。
行わない動作
耳の穴へ指や器具を入れる、指を入れて震わせる、耳を前へ折って強く弾く、耳抜きを何度も行うことは避けます。綿棒や耳かきで奥を刺激することも外耳道を傷つけるおそれがあります。
すぐ中止するサイン
- 痛み
- かゆみ
- 出血
- めまい
- 吐き気
- 耳鳴りや聞こえの急な変化
上記のような症状があれば中止します。休んでも残る場合は耳鼻咽喉科へご相談ください。反応を確かめるため繰り返さないでください。
頻度と強さ
一日に何度も行う必要はありません。長くても30秒から1分程度とし、皮膚に赤みや熱感が残らない強さにします。体調が悪い日や耳が敏感な日は休みます。
期待できる範囲と限界
耳の外側へ触れることで緊張に気づき、休憩のきっかけになる場合があります。聴力、耳鳴り、めまい、耳のつまり感への結果は保証できません。内耳の病気への医療対応を置き換えません。
補聴器を使用している方へ
皮膚の赤みや痛みがある場合は装用を我慢せず、調整先や耳鼻咽喉科へ相談してください。セルフケア直後に無理に装着せず、皮膚が落ち着いていることを確認します。
ご来院時に共有したいこと
セルフケアを行った日時、強さ、その後に不快感があったかを簡潔にお知らせください。結果を示すために何度も試す必要はありません。医療機関から注意を受けている動作や持病、服薬がある場合も、施術前に確認します。
よくあるご質問
-
入れません。耳の外側だけへやさしく触れます。
-
いいえ。急な耳鳴りや聴力変化は耳鼻咽喉科へ早めにご相談ください。
-
回数を増やしても結果は保証できません。短時間にとどめ、不快感があれば中止します。
ご相談を検討されている方へ
方法に不安がある場合は自己流で続けず、一掌堂へご相談ください。急な症状がある場合はセルフケアだけで様子を見ず、医療機関へ早めに相談するとともに、一掌堂にも状況をお知らせください。
参考情報
疾患や安全性に関する一般的な情報は、次の公的機関・学会等の資料もご参照ください。