治る可能性のある耳なら、少しでも良くなってほしい
自己紹介
私は20代の後半に原因不明の難聴で両耳の聴力を失いました。以来40年、両耳重度難聴の患者として生きてきました。いろいろな治療を試みて、治すのは無理だとわかったとき、目指したのが鍼灸師です。鍼灸ならいつかこの難病を治せるのではないかと思ったからです。会社を退職して鍼灸学校に入り、卒業した年に東京・新橋に「一掌堂治療院」を開きました。
治療家としての歩みは35年になります。不可能とされていた感音難聴の鍼灸治療に取り組み、開業して10年目に感音難聴のひとつの突発性難聴の健常化(元の状態に戻る)を実現しました。これはうれしかったです。
その後も研鑽を積んで効果的な治療法を考え、現在、突発性難聴等健常化例は3000例を超えるところまできています。同じ治療法で施術をしてくださる治療院をつないだ「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」は、国内15カ所、海外3カ所で稼働しています。健康長寿をサポートする「いっしょう健康倶楽部」(平成7年開設)は、24年間休みなく年1回の会報を発行しています。
治った!という喜びのお顔を見たくて、今日も元気に施術です。著書に『ハリで治す突発性難聴』(nanaブックス)、『耳は首押しで9割ラクになる!』(河出書房新社)
患者さんへのメッセージ
突然聞こえなくなったり、耳鳴りがしたり、めまいがしたりすると、とてもびっくりして、つらくなりますね。音が響くのも自分の声がこもって聞こえるのも不快ですし、そのつらさが周りの人に分かってもらえなくて一層不安になることもありますね。同じ難聴者としてよくわかります。
聞こえなくても、何度も聞き返すのはためらわれて生返事をし、結果として迷惑をかけてしまう、というような残念なこともありますね。
一掌堂治療院では、院長の私だけでなく、スタッフ全員が聞こえないつらさや耳鳴りの不安をよく理解しています。筆記もしますので、安心しておいでください。
かつては治らないと言われていた感音性難聴も早期にハリ治療をすれば治ることも多いです。発症後の経過時間が長く、病院では治らないと言われた難聴や耳鳴りも集中治療で治ることがあります。
治る可能性のある耳なら、少しでもよくなってほしいと願っています。無理だろうと諦めず、一緒に回復を目指しましょう。
「明るく、やさしく、ていねいに」をモットーに。
院長とともに、私達がお迎えいたします
「患者さんの身になって考え、手当てをしてまいりたい」と、未病治療への情熱にあふれるスタッフ達です。
治療スタッフ全員が、はり師・灸師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持っています。
日本不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー8名在籍。
どうぞ安心してご来院ください。