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ハリ治療について

どうしてハリが効くの?

自然界は、動物、植物を中心とした生態系によって一定に保たれています。
私たち人間の身体も同じです。たとえば、どんなに寒くても体温はだいたい同じに保たれています。また、ころんで血が出ても、いつの間にか止まっていたりします。こうした力を「自然治癒力」「免疫系」「ホメオスターシス(恒常性維持機能)」などと呼びます。

ハリ治療は、これらの力に働きかける治療法です。
たとえば、高血圧の人が降圧剤を飲むと血圧が下がります。低血圧の人が降圧剤を飲むと同じように血圧が下がります。しかし、ハリ治療では違うことが起こります。高血圧の人は血圧が適宜に下がり、低血圧の人は血圧が適宜に上がるのです。

なぜでしょうか? それは、ハリ治療は薬と違って血圧に直接働きかけるのではなく、自然治癒力に働きかけて血圧に影響を及ぼすからです。

そのため、糖尿病や高血圧などで病院でのステロイド療法が受けられない方、妊婦さん、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広く対応できます。そういう意味では、人体にやさしく、お一人おひとりのニーズにきちんと応えることのできる治療法といえます。

痛くない、安心安全のハリを使用しています

当院で使用しているハリは、髪の毛と同じぐらいの細さです。皮膚の表面に数ミリ程度刺入するだけですので、痛みはまずありません。小さなお子さんからご高齢の方、妊婦さんまで、安心してお受けいただけます。

使用したハリは「高圧蒸気滅菌法」による完全消毒を行い、滅菌庫の中で管理しています。これは大学病院などで採用されている消毒法と同じで、現在もっとも進歩した消毒法です。エイズや肝炎のウィルスに対しても、最も確実な成果を上げる消毒法として厚生労働省やWHO(世界保健機関)により指定されています。安心して治療をお受けください。

また、ご希望の方には、個人専用鍼セット(1年間毎に更新)、ディスポ-ザブル(使い捨て)のハリもご用意しております。

ハリ治療の適応疾患

WHO(世界保健機構)では、下記疾患をハリ治療の適応として研究されています。

当院では、突発性難聴をはじめとする難聴や耳の不調をメインに施術しておりますが、下記の一般治療はもちろん、妊娠・マタニティ、痩身、美容鍼灸なども受け付けております。 どうぞお気軽にご相談ください。

鍼灸適応疾患例

神経系 神経痛(坐骨神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛など)、神経麻痺(顔面神経麻痺など)、脳血管障害後遺症、パーキンソン病、頭痛、歯痛、自律神経失調症、不眠、うつ病など
運動器系 肩こり、寝違い、五十肩、頚肩腕症候群、むちうち、腱鞘炎、バネ指、腰痛、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア(首、腰)、脊柱管狭窄症、腰椎分離・すべり症、変形性膝関節症、スポーツ障害(テニス肘、シンスプリントなど)、足底腱膜炎、捻挫、関節リウマチ、顎関節症など
消化器系 胃炎、腸炎、胃・十二指腸潰瘍、食欲不振、逆流性食道炎、胃下垂、胃酸過多、肝機能障害、下痢、便秘、痔、過敏性腸症候群など
内分秘系 甲状腺機能障害、糖尿病、痛風など
呼吸器系 気管支炎、咽頭炎、扁桃炎、喘息、風邪およびその予防など
生殖・泌尿器系 膀胱炎、尿道炎、腎炎、ネフローゼ、前立腺肥大、ED、過活動膀胱など
眼耳鼻咽喉系 眼精疲労、仮性近視、ものもらい、緑内障、網膜色素変性症、黄斑変性、白内障、ドライアイ、耳鳴り難聴めまいメニエール病、鼻炎、ちくのう、嗅覚障害、声のかすれなど
皮膚科系 アトピー性皮膚炎、脱毛症、蕁麻疹、肌荒れ、にきびなど
婦人科系 不妊・逆子・つわり、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、乳腺炎、母乳不足、生理痛、月経前症候群(PMS)、月経不順、分娩の誘発、産後の不調、安産鍼など
小児科疾患 夜泣き、かんむし、小児喘息、夜尿症、虚弱体質の改善など
その他 各種アレルギー疾患、各種膠原病、線維筋痛症、慢性疲労症候群、癌の疼痛緩和、美容、生活習慣病の予防、虚弱体質の改善など