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水飲み療法・アクアウォーキング療法
水飲み療法について
「V字筋ケア」と並行して行っていただきたい療法です。水をたくさん飲むことで内耳の循環を促し、難聴や耳の不調の改善を図ります。
メニエール病や急性低音性感音難聴などは、内耳に水がたまる「内リンパ水腫」が原因と言われています。そのため、病院では利尿剤が処方されることも少なくありません。
水を飲むことは、副作用がまったくなく、利尿剤と同等の効果が期待できます。
最近の医学的研究では、水を大量に飲むことで利尿ホルモンが体内で産生され、内耳にたまったリンパ液を排出する効果が明らかになったようです。
水飲み療法の方法
1~3日目 | 毎日1ℓの水を飲む |
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4~6日目 | むくみや体調不良がなければ、毎日飲む水の量を1.5ℓに増やす |
7~9日目 | 問題なければ、毎日飲む水の量を2ℓ(女性は1.5ℓ)に増やす |
10日目~ | 問題なければ、毎日2ℓ(女性は1.5ℓ)を飲み続ける |
Point
- お茶やコーヒー、スープ、みそ汁などは含めず、あくまで水だけで計量します。
- 水は、ミネラルウォーター、水道水、炭酸水いずれも大丈夫です。カフェインのない麦茶や黒豆茶でも代用できます。なるべく常温で飲みましょう。
- 寒い時季は、いったん沸騰した水を50~60℃に冷ました白湯(さゆ)がおすすめです。
- 飲み方のコツは、「少しずつ・こまめに」です。
- 就寝の2時間前までには、その日の分を飲みきるようにしましょう。
※腎臓、心臓、肝臓に疾患がある方、むくみが出る方は、行わないようにしてください。
アクアウォーキング療法について
水飲み療法にウォーキングを組み合わせたのが「アクアウォーキング療法」です。
毎日3km、約40分のウォーキングを行うことで代謝が上がり、より良い効果が期待できます。腕を大きく振って歩くことにより、首や、肩の筋肉の緊張を和らげてくれます。
Point
- 毎日3km、40分を目安に、ゆっくり大股で、しっかり両手を振って歩きます。このとき、肘は伸ばしたまま、前方よりも後方(背中側)に振ることを意識しましょう。
- 鞄を持って歩く場合は、ショルダータイプやリュックなど、両手が空くタイプのものがおすすめです。