2021年度 いっしょう健康倶楽部 会報第26号を発行いたしました。
- お知らせ
- いっしょう健康倶楽部
1. 本年度の健常化例は193例
令和元年12月から令和2年11月までの1年間に、突発性難聴ハリ治療ネットワークの治療院でハリ治療を受けて健常化(元の正常な状態に戻ること)に至った突発性難聴等の症例は、193例に達しました。少ない治療回数で高い治療効果を出す治療法を長年模索してきましたが、本年も「集中漸減療法」の実施によってその目的が果たされました。これは、病院のステロイドパルス療法にヒントを得て開発した治療法で、1日目は4回の治療をし、2日目は3回の治療をし、3日目は2回、4日目は1回の治療をします。以後は1回か2回の治療を継続します。従来のハリ治療の概念である1日1回にとらわれない思い切った集中治療法がめざすものは、できるだけ早く、できるだけ少ない回数での健常化であり、その効果は顕著で、従来の方法では治りにくかった重症例にも治る例が出てきています。2. 集中治療の効果が顕著であった症例
令和元年に山口から85歳の方がおひとりで上京して、3日間にわたり毎日4回ずつのハリ集中治療をお受けになった結果、補聴器を付けても聞こえずに筆談でコミュニケーションをとっていた状態から始まり、お帰りの時には補聴器をはずして普通に会話ができるほどに回復されました。また、平成29年に広島から発症後4年が経過した74歳の方がおいでになり、スケールアウトであったにも関わらず、42回の集中治療でほぼ回復して普通に会話ができるまでになりました。この方も毎日4回ずつの治療を受けられました。3. 1日の治療だけで健常化された方は30人
この1年間で「1日で健常化した方の症例は30例」に上ります。これは全健常化例の15.5%になります。つまり、健常化例の方の6.4人に一人が1日の集中治療で治られていることになります。12年前の実績では1日だけで健常化したのは8例だけでしたから、集中治療により1日という短期で健常化した例が大幅に増えたことがわかります。 ただし、状況や患者さんのご希望によってはこの「集中漸減療法」を行わない場合もあり、1週間に1回もしくは2回といったペースでの治療でも効果を上げています。4. 一掌堂治療院のコロナ対策は万全です
一掌堂治療院での三密を避ける具体的な対策- 1. 密閉を避けるために、玄関と窓を開放して換気しています。
すべての治療室には小さな扇風機を設置して、常に空気の流れを作りながら治療を行っています。
- 2. 密集を避けるために、待合室へのご入室は5人までと制限し、受付では2メートルの間隔を取って お待ちいただいています。
- 3. 密接を避けるために、受付にはシールドを設置してあります。受付担当はマスクと フェイスシールドをダブルで装着しております。
そのほか、玄関にはマスクの有無と発熱をチェックするサーモカメラを設置しております。ここを通った方には手指消毒セットを使って消毒していただき、使い捨て手袋を装着して入室していただいています。スタッフは全員、フェイスシールド、マスク、ゴム手袋ないしはクリーンフィンガーを装着して施術に当たっております。