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加齢性難聴(老人性難聴)
どんな病気?
加齢に伴って起こり、特別な原因がない難聴のことです。加齢に伴って脳に音を伝える有毛細胞が障害され、一般的に高い音から聞こえにくくなります。いったん壊れた有毛細胞は再生することはないとされており、治りにくいと言われています。
加齢性難聴を悪化させる原因として、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、動脈硬化)、喫煙、過度な飲酒、騒音などがあります。これらの原因を取り除くことが、加齢性難聴の予防になります。また、環境を整えることも大切です。騒音などは体の中に酸化ストレスを増加させ、正常な組織を壊してしまうため、難聴を起こしやすくすると言われています。
病院での治療法
加齢性難聴には根本的な治療法はないとされています。「加齢性難聴だから治りません。加齢性難聴だから薬は出ません。慣れてください。気にしないでください」とか言われる場合が多いようです。補聴器を選ぶか、重度の場合、人工内耳を選択することもあるようです。
当院で行うハリ治療
早期にハリ治療を行うことにより健常化した例はあります。ただ、進行した加齢性難聴の場合は、もとに回復することが困難な場合もあります。その場合は、目標を進行防止にして治療することもあります。
回復目的のハリ治療
当院では、集中漸減療法(集中治療)をおすすめしています。加齢性難聴であっても、早期に集中してハリ治療を行うことで、回復することもあります。年齢に応じて、ハリの本数やハリを置く時間など、刺激量を調整します。
進行を防止するためのハリ治療
当院では、鍼灸治療、食事指導、運動指導の三身一体手法(アンチエイジング手法)で対応します。難聴のみならず、体力の補強、他の病気の予防にもつながります。
ハリ治療は、基本的に月1回程度で継続します。並行して、毎日のセルフケアとしてアクアウォーキング療法を行っていただきます。突然悪化したときは集中治療を行います。