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遅発性内リンパ水腫
どんな病気?
おもな症状は、高度感音難聴とめまいです。まず、高度感音難聴が起こり、その数年~数十年後に発作性のめまいが現れます。しかし、めまいが高度感音難聴の結果として起こるのかどうかまでは不明で、今なお研究が続けられています。
初期には軽度の平衡障害にまで回復しますが、めまい発作を繰り返すと平衡障害が進行して重症化し、日常生活に支障が出ることがあります。不可逆性の高度平衡障害が残ることもあります。
病院での治療法
まずは検査で、高度感音難聴とめまいの2症状が現れていることを確認します。特に、めまいが現れる数年~数十年前に高度感音難聴を発症していたかを確認することが診断するうえで大切とされています。MRIによる画像検査を行うこともあるようです。画像によって内リンパ水腫の確認ができれば、診断の参考になると言われています。
急性期の場合、安静にすることに加え、抗めまい薬、吐き気や嘔吐を抑える制吐薬、脱水に対する補液などが行われます。めまい発作が治まった後は、再発予防のため、生活習慣を見直す指導があるようです。また、薬物療法、水分摂取、有酸素運動などをすすめられることがあります。
当院で行うハリ治療
メニエール病のハリ治療に準じた治療法を行います。
並行して、めまいの症状記録をつけていただき、症状が悪化する要因を見つけて克服するための工夫と改善を行います。
また、毎日たくさんの水を飲んで毎日3キロ歩くアクアウォーキング療法や、めまいを起こさない生活の工夫も指導します。