• 2016.12.08

    「治る」とはどういうことでしょう?

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    「治った」という実績こそが励みになる、と信じています。

    私たちのリーフレットには「一掌堂には、治った、という実績があります」と書いてあります。「治る」というのはどういうことでしょうか?

    当院が拠り所としているのは1984年厚生省(当時)研究班が発表した「突発性難聴・聴力回復の判定基準」です。それは<250、500、1000、2000、4000Hzの聴力レベルが20dB以内に戻ったもの、および、健側聴力が安定と考えられれば患側がそれと同程度まで改善したときの状態を「治癒(全治)」とする>と定めているものです。その他、これらの周波数の算術平均値が30dB以上改善すれば「著明回復」、10~30dB未満の改善で「回復(軽度回復)」とされています。10dB未満であれば「不変」です。

    「治癒(全治)」という表現は病院の検査結果によって使われますので、一掌堂治療院では、病院が「治癒(全治)」と判断したとき、その患者さんの症例を「健常化」と表現することにしています。そして「健常化の報告書」を作成し、患者さんにご承諾を得たうえで、院内の掲示版と「突発性ハリ治療ネットワーク」のHPで、その内容を公開しています。

    つまり、一掌堂治療院では、常にエビデンスに基づいた治療を行っており、その「突発性難聴等の健常化例」が、すでに2500例を超えています。また、おいでになった患者さんに「必ず治ります」と請け合うことはありません。「治るかどうかは治療をしてみないとわかりませんが、治ったという実績はあります」と、お話します。その実績として「健常化例」を発表しているのです。

    その情報を正しくご理解いただいて、治療を受けていただき、「治った」という喜びを分かち合いたい。それが、一掌堂治療院の取り組み方です。