夏の養生法
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東洋医学史上最古の古典の『黄帝内経素問』四季調神大論は、春夏秋冬の四季の気に従い、気候の特徴に従って精神や感情を整えることとして四季の過ごし方を綴っています。
その中から、今回は夏の過ごし方をご紹介します。
「夏は天地に陰陽の気が交流し、万物は良く成長し、花が咲き、実る。
夜は寝て、朝は早起きし、日差しを嫌がらず外に出て活動し、
イライラせずにエネルギーを外に発散させる。
これが夏の成長の気に相応する養生法である。
この養生法に逆らうと、心気(循環系・中枢系)が傷む。
そして、秋になると、瘧(熱病)の病気に罹り易くなる。
すると、秋の「収気」に適応する能力が減少して、冬に重病に至る。」
とあります。
現代の猛暑では熱中症など注意も必要ですが、秋を健やかに過ごすために夏の養生を心掛けましょう。