“大きな耳の象”を探してみませんか?
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治療室のどこかに、大きな耳の象が優しい目で正面を見つめている作品があります。
金丸悠児さんの“エレファント(2008)”というものです。
院長は「耳の治療中の患者さんには目で癒されてほしい。何か患者さんを元気づけられるものはないかな…」という思いで、金丸さんにこの作品を依頼したそうです。
金丸さんは多くの動物をモチーフに絵を描かれている作家さんで、「絵と向き合うとき動物の存在は想いを投影する器になります。見てくれる人がどんな共感を持ってくれるのだろうと思いながら、優しくも不可視な距離が見る人の心を素直にしてくれると信じて、動物の絵を描いているんです」といったことをおっしゃっています。
金丸さんのコンセプトと院長の思いが一緒になって、一掌堂治療院の象の絵には「耳がよく聞こえますように」という願いが込められました。だから、この絵の象は金丸さんのほかの作品の象よりも耳が大きく描かれています。
この思いが届くのでしょうか、たくさんの患者さんから「この絵はどういう人が描いたのですか?」といったご質問をよく受けます。「とても素敵ですね、温かい気持ちになりますね」といったお褒めの言葉もいただきます。この絵が気に入り過ぎて、治療の際はこの絵のある部屋を、と指定される方もおられるくらいです!
“大きな耳の象”は治療室のどこかに飾られていますので、ぜひ探してみてください。また、この絵をご覧になりたい方はお気軽にスタッフにお声をかけてくださいね。