「五臓六腑」あなたはいくつ知っていますか?
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美味しいものを食べて「五臓六腑にしみわたる」なんて言いますよね。
文字からイメージする通り、体の中にある臓器のことを指していますが、現代の医学とは少し異なります。
今回は五臓と六腑にはそれぞれ何があるかをご紹介します。
まず五臓は、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓、この5つの器官のことを言います。
生命現象や精神活動そのものを司る気が入っていると考えられていました。
次に六腑は、胆のう、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦(さんしょう)の6つの器官のことを言います。
主に消化吸収を行うのが六腑の役割です。
三焦は目に見える臓器ではなく、飲食物から得た気を体にめぐらせる働きのことを指しています。
ここである臓器が含まれていないことに気がつきましたか?
それは「膵臓(すいぞう)」です。
膵臓は血糖値を下げるインスリンを出してくれる大事な器官ですが、五臓に膵臓が含まれていないのは、その時代の解剖では見つけられなかったからだそうです。
五臓六腑、あなたはいくつ知っていましたか?
雑学として引き出しのひとつに閉まっていただければ幸いです。