• 2021.11.17

    注意力改善にアロマ

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    10月18日の産経新聞に「アロマを使って注意力を改善する」という内容の記事が掲載されていたのでご紹介します。

    加齢とともに低下してしまう「注意力」は、日常生活での様々な怪我や事故、事件などの防止のためにとても重要なものです。
    令和元年に東京歯科大市川総合病院の宗准教授らのグループは、65歳~80歳までの男女約120人を実験対象とし、アロマオイルを含ませたシールを12週間朝夕2時間ずつ衣服の首に近いところに貼り、実験期間の前後にPASATと呼ばれる注意機能を調べる足し算のテストを行いました。
    その結果、実験期間の前後でテストの正答数を調べたところ、無作為に分けた、アロマを嗅いだ群と偽薬(アルコール)を嗅いだ群で優位な差が出たそうです。

    実験に使用したアロマは、朝はローズマリーやペパーミント、夕はオレンジスイートやラベンダーだと記載されていましたが、これは数年前にも認知症予防として話題になっていた香りです。
    朝に2時間ローズマリーとレモンのブレンド、夜寝る前に2時間ラベンダーとオレンジの香りを嗅ぐと認知症予防に効果があるとされていて、当院でも当時扱いが無かったローズマリーの精油を取り入れました。(その他3種とペパーミントもご用意しています)

    記事内で宗氏が述べているように、高齢者の危険運転や転倒、薬の飲み間違いや詐欺被害などの様々なリスクを心身共にリラックスできるアロマオイルで減らすことができるよう、研究が進むことを期待したいですね。

    オンラインの記事もありましたので、全文はこちらをご参照ください。