お正月遊び
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皆さまが、コロナ禍で会えなかったご家族や大切な人と今年はゆっくり過ごせていると良いなと思います。
さて、お正月といえば皆で集まってすごろくや福笑い、凧揚げ、羽根つきなど楽しい遊びがたくさんありますが、その由来はご存知ですか?
今日のスタッフブログは遊びの由来についていくつかお話ししようと思います。
まず凧揚げ。
今はあまり見かけなくなりましたが、河川敷で気持ちよく凧が飛んでる姿を昔はよく目にしました。
凧揚げは古代の中国が由来と言われています。
かつて中国では凧が占いや戦いの道具として使われており、平安時代に日本に伝わったようです。
そして江戸時代になってから一般庶民の間で遊ばれるようになり、年初めに男の子の誕生をお祝いして健やかな成長を祈願するものとして遊ばれていたそうです。
凧揚げは空高く上がることから「願い事を凧に乗せて天まで届ける」という意味も込められていたようですよ。
次に羽根つき。
14世紀頃に中国で羽根に硬貨をつけたものを蹴る遊びがあり、それが室町時代に日本へ伝来されたものとされているそうです。
羽根つきの羽根にはムクロジという植物の実が使われており、「無患子」という漢字から「子どもが患わない」として縁起が良いものと考えられていたそうです。
そのため羽根つきには一年の厄を祓い、子どもの成長(特に女の子)を祈願する意味が込められていると言われています。
こうした由来から現在でも女の子の誕生を祝うものとして羽子板を贈るという習慣が残っているのかもしれません。
どの遊びも年初めにして、この一年が健やかに過ごせますようにといった意味合いを持つものがほとんどで、縁起のよい遊びなのですね。
なかなかお正月遊びをする子ども達を見る機会は減ってきてしまいましたが、今年こそ良い年になりますようにと願いを込めてお正月遊びを皆でしたいものですね。
一掌堂治療院は明日から治療再開です。
当日のご予約も承っておりますので、ご連絡をお待ちしております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。