“食べる薬”のスパイスで、夏の暑さを乗り越えよう
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日々の食事でしっかり栄養をとって、夏バテに負けない身体づくりに努めたいものです。
わが家では夏の滋養に夏野菜のカレーをよく作ります。
大きなフライパンでつくるのがわが家流でして、トマト、パプリカ、ナス、ゴーヤ、とうもろこし、オクラなどなど、大ぶりに切った野菜をこれでもか!と入れ、豚肉や鶏肉と一緒にジャッと炒めたら、カレー粉を入れて煮込みます。
ひと通り火が通ったら、仕上げにガラムマサラとカルダモンを加えて完成です。
これらを加えるだけでも、さわやかな風味のアロマになって美味しさが全然違いますよ( ´艸`)
ちなみに、ガラムマサラとは、
「ガラム」=「熱い」、「マサラ」=「混ぜたもの」という意味の言葉だそうです。
一般的にはシナモン、ナツメグ、クローブをベースにブレンドされています。
シナモンには体内の水分調整、
ナツメグには胃腸を温める、発汗作用、冷え性改善、
クローブには胃液の分泌を促進する効果があると言われています。
まさに、夏バテ予防にピッタリですね。
これらのスパイスは、漢方でも薬として重宝されています。
漢方用語に当てはめると、シナモンは桂皮(けいひ)、ナツメグは肉豆蔲(にくずく)、クローブは丁子(ちょうじ)と呼ばれています。
もう一つのスパイス、カルダモンは「スパイスの女王」とも呼ばれ、胃液の分泌促進のほか、呼吸器官を助けたり、腸内にたまったガスを取り除く作用もあるのだとか。
こちらの漢方名は、小豆蔲(しょうずく)です。
いろいろ調べてみると、スパイスは食事をおいしくしてくれるだけではなく、最高の薬であることがわかりますね。
皆さんも、いつもの食事に“食べる薬”のスパイスをひと振りどうぞ。
夏の暑さをおいしく・健康に乗り越えましょう。