• 2023.04.06

    蜂の子

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    蜂の子とは、ハチの幼虫や蛹の事で、栄養豊富な食材として150万年前から食べられてきたそうです。
    タンパク質が豊富に含まれ、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラル、脂肪酸、そしてヒトが体内で合成できない必須アミノ酸も含まれています。

    蜂の子が耳鳴り難聴に効果があるという話をよく聞きますが、「酵素分解蜂の子」(豊富に含まれるタンパク質を摂取しやすいように、酵素によってペプチドやアミノ酸に分解した蜂の子)を長期間摂取する事によって、耳鳴りによる不安や憂鬱感といった抑うつ症状および聞こえにくさが改善される事を明らかにした研究もされているようです。

    また、蜂の子は古来から薬として使われていて、
    約2000年前著の中国最古の薬物学書「神農本草経」には、
    ・頭痛を治す
    ・衰弱している人や内臓の機能に障害を受けている人の元気を補う
    ・長期間の服用により皮膚に光沢が出て顔色が良くなる
    ・年齢を重ねても老衰しなくなる
    とあります。

    「神農本草経」は、生薬を薬効と安全性別に3つのランク(上品・中品・下品)に分類しています。
    上品は、生命を補うもので、体を軽くし、元気を増し、不老長寿の作用がある。無毒で長期間服用できる薬。
    中品は、病を防ぎ体力を補うが、使い方により毒性が出るので注意して使用する薬。
    下品は、病を治すためのもので、毒が多いので長期間の服用は避けるべき薬。
    蜂の子は上品に分類されています。

    耳に良いものを取り入れたいとお考えの方は、蜂の子を試してみても良いかもしれません。
    効果があるかどうかは個人差があるので何とも言えませんが、上品ですので長期間服用しても害はないようですし、健康維持の助けにもなりそうですね。
    私も、頭痛や皮膚の光沢とあるので取り入れたいなとは思いますが、長期間服用となるとお財布と相談しないとですね。