APD
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「聞いて何をどうするか」、つまり「中枢神経系が受け取った聴覚情報を、どのように利用するか」という点に問題があることを『APD』(聴覚情報処理障害)と呼ぶそうです。
イギリスの国民保健サービス(NHS)は、耳の感染症に何度もかかったことがある人、頭部のケガをしたり、新生児合併症があった人、ニューロダイバーシティ(脳の多様性)の観点から特性が指摘される人(従来は発達障害と診断されてきた人など)に多い疾患だと発信しています。
ノイズキャンセリングヘッドホンによって一部の層の音が遮断されることで、脳は「何に集中すべきか」を理解するのが困難になります。そして、電車の騒音や車の警告音、クラクションの音といった日常音を遮断することによって、騒音を「自らブロックすることを忘れる」可能性があるとのこと。
特に10代後半まではまだ脳が発達段階にあり、ノイズキャンセリングを多様することによってその発達が妨げられてしまうこともあるそうです。
聴覚過敏のある方には外出時のノイズキャンセリングヘッドホンをおすすめすることがありますが、常時使用することは避けるなど、使い方には注意が必要なようですね。
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