病膏肓に入る
- ブログ
 - お知らせ
 
『春秋左氏伝』という中国古典の故事が出典で、不治の病にかかることをいいますが、転じて「あることにのめり込んで抜け出せなくなる。手の施しようがなくなる」という意味を表すこともあります。
『膏肓』という字は、「膏(こう・心臓の下)」と「肓(こう・横隔膜の上)」という意味があり、この深い場所に病が入ってしまうと治らないことを表しています。
鍼灸の経穴にも『膏肓』というツボがあります。
場所は第4、第5胸椎の棘突起間(縦に背骨を撫でると触れる、出っ張っている骨と骨の間)から外3寸(指4本分)の位置にあります。
肩甲骨の内縁の真ん中辺りを探って押すと、ツーン、ズーンと重く痛みやすく、硬くこりやすい場所です。
足の太陽膀胱経に属し、肩こりや頭痛、腰痛や難聴にもよいとされているツボで、当院の鍼灸治療でも重要なツボとしてしっかりとらえて施術しております。
『膏肓』は、ストレスでも硬くこりやすい場所です。
寒暖差や年末に向け忙しくなり、身体に負担がかかりやすい11〜12月は十分な休養を意識して、ちょっとおかしいな?と感じたら「病膏肓に入る」前に、早めに治療いたしましょう!
*******************
一掌堂治療院(突発性難聴ハリ治療ネットワーク本部)
https://isshodo.com/
港区新橋2-10-5 末吉ビル5F
03-3591-0505


    


