• 2021.03.31

    春先のめまい

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    都内は寒さが和らぎ、春らしい陽気の暖かい日が続いています。
    桜も、葉桜になりつつある場所も出てきましたが、もう数日は楽しめそうです。
    まだまだ不安も多い世の中ですが、可愛らしい桜色が視界に入ると癒されますよね。
    残念ながら昨年に引き続き今年もお花見は自粛を呼びかけられていますが、何気なく歩いている時に見る桜も十分綺麗ですし、ウォーキングをしながら楽しめるといいですね。
    暖かくなってきてお水も飲みやすくなりますので、アクアウォーキングをするにも最適な季節ですよ。

    桜が綺麗で過ごしやすい気候の春ですが、耳関連の症状で言うと、実はめまいを起こしやすい季節です。
    梅雨の時期や台風が多く発生する季節もめまいの症状が強くなる患者さんが増えますが、この1~2週間の中でも、しばらく落ち着いていためまいの症状が出てきたとご来院される方が何名もいらっしゃいます。

    気圧が変動しやすい季節のめまいは、耳の奥の内耳がそれを察知し、交感神経に影響を及ぼすことで起きると考えられています。
    他にもこの時期は頭痛や関節痛、肩こりの症状などが強くなりやすく、最近ではこのようなものを「気象病」と呼ぶことが多いようですね。
    首や肩のこりが強くなれば血流も滞り、内耳もむくみやすくなります。
    内耳がむくむとめまいだけでなく、耳鳴りや耳閉感などの症状も起こりやすくなりますので、なるべく気圧の影響を受けにくいようにしっかりと休息を取り、ストレッチをしたり、水分をしっかり取って毎日30~40分程度のウォーキングをしてみてくださいね。

    気象病には耳のマッサージも有効だと言われていますので、耳閉感や耳鳴りにお悩みの方へ当院がおすすめしているセルフケア(内耳ケア)も是非ご活用ください。