北見ハッカ
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今日は北見ハッカとペパーミントオイルのお話を…。
ペパーミントのアロマオイルには、鎮痛作用、抗炎症作用、解熱作用、健胃作用、頭脳明晰化作用など、様々な優れた作用があり、旅行に行くときや頭痛持ちの人や試験を受ける日などにはバックに入れておくと良いオイルです。
頭痛の時や試験の前にこめかみや大後頭神経溝(うなじの辺り)に塗ると良いと言われています。
また、安全なオイルであれば、お水に数滴入れて飲むと食べ過ぎなどの胃の疲れを取ってくれます。
市販のオイルは飲めませんという表示が付いているものが多いのですが、北見ハッカは天然ハッカなので飲むこともできるそうです。
北見で薄荷の栽培が始まったのは明治時代。
明治時代の終わりには作付面積が全国の86%を占めていたそうです。
第一次世界大戦には食料増産のため生産量が下降しましたが、昭和初期には再び生産量が増え、昭和13年頃には世界の生産量の70%を占めるほどに。第二次世界大戦が勃発し、薄荷の生産が一時中断され、戦後再び栽培が再開されましたが、中国、ブラジル、台湾などの産地が台頭したことや、1960年代には天然ハッカと合成ハッカのシェアが逆転したことなどにより北見ハッカ工場は閉鎖されてしまいました。
その後、1985年に現在の北見ハッカ通商がその歴史を引き継ぐことになったとのことです。日本産のオイルを守って頂いて嬉しい限りです。
北見ハッカのコラムには、ハッカ油の主成分のメントールには私たちの喉や鼻にある線毛の運動を活発にし、細菌やウイルスが肺に入りにくくする効果があると示唆されていると紹介されていました。
この冬はハッカオイルで風邪予防もいいかもしれませんね。
私は少し薄めてマスクスプレーにしたり、頭痛の時に使ってみようと思います。
ただし、刺激作用や頭脳明晰化作用があるので、夜ではなく昼間に使ってあげた方がいいかもしれません。