• 2023.04.26

    春眠暁を覚えず②

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    前回は春に眠い訳の話をさせて頂きました。(こちらのブログです)
    今回はそんな眠い春を少しでも元気に過ごす養生についてです。

    春は「肝」の季節だとお話しましたが、東洋医学では色んな物を5つのグループに分けていて、その中に味の分類もあり、「肝」のグループに所属しているのは「酸」、酸っぱさです。
    その為、この時期食事に酸っぱい物を取り入れるのはおすすめです。
    酢の物やお肉料理等の味付けを甘酢にしてみたり、梅干しや柑橘類もいいですね。

    また、春は冬の代謝が落ちた時期に貯め込んだ物を解毒する時期でもあると言われ、解毒を担当する「肝」は大忙しで疲弊しやすくなるため、解毒を助けてくれる苦い食べ物も食べたいところです。
    今が旬のふき、たらの芽、ぜんまい等の山菜や筍など美味しくいただきましょう。
    その他「肝」を元気にする食べ物には棗(なつめ、別名はデーツですね)、アサリをはじめとする貝類、レバー等があります。

    おすすめのツボもご紹介します。

    一掌堂のブログでも何度も紹介されていますが、「太衝」という足のツボです。
    このツボは肝経という「肝」のツボの道にあるツボで、気が上昇してのぼせたりイライラしているときにおすすめです。

    他にも、春特有のだるさには「合谷
    寒暖差による自律神経の乱れには「百会
    「肝」が暴走すると胃腸に症状が出ることもあります。そんな時は「足三里」。

    春は木々花々も美しくいい季節ですが不調もきたしやすい時期です。
    そんな色々な不調に鍼灸治療を取り入れたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さい。