適正体重
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それは、“痩せ=美”という価値観が浸透していることが背景にあります。
先日、メタボなど太り過ぎに警鐘を鳴らしてきた日本肥満学会が、「低栄養・低体重症候群」を提唱しました。
主な症状としては、
・月経周期の異常
・骨密度の減少
・貧血
・筋肉量や筋力の低下
・倦怠感、集中力の低下
・肌質や髪質の低下
などがあります。
上記症状は、若い女性だけの問題ではなく、高齢者にとってもフレイル(健康な状態と要介護状態の中間の段階)やサルコペニア(加齢により筋肉量が減少した状態)などのリスクが高まることが分かってきています。
痩せることでまず失われるのが筋肉です。
1日1500歩以下で2週間生活するだけで脚の筋肉が400g(ステーキ2枚分)失われたという研究結果があります。
筋肉は血液中から糖を取り込む作用を持っているので、筋肉量が減ると糖尿病のリスクも高まるのだそうです。
また、悪いものと思われがちな脂肪細胞も、骨密度を高めるのに大切な働きをしています。
骨は常に古い骨を壊して(破骨細胞)新しい骨を作り直す(骨芽細胞)入れ替え作業をしています。
栄養が十分だと、脂肪細胞が膨らんだ状態になり、そこから放出されるホルモンにより、破骨細胞を抑え骨芽細胞を活発にして骨を強く保つことができます。
また体重が増えるほど骨への負荷が高まり、骨芽細胞が活発になり骨が強くなると考えられています。
ただ、メタボリックシンドロームの心配もありますので、体重は多過ぎても少な過ぎてもよくありません。
最も病気になりにくい体重《BMI 22》を目標に、
・3食しっかり食べる
・タンパク質をしっかり摂る
・週3日程度の筋トレ(5分程度)
・毎日8000歩ウォーキング
これらを意識するのが良いようです。
一緒に頑張りましょう。
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一掌堂治療院(突発性難聴ハリ治療ネットワーク本部)
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