• 2020.05.18

    コロナ不安の今こそマインドフルネス

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    現代人はテレビやインターネットなどからおびただしい情報を与えられ、常に忙しく思考を巡らせています。
    また、現在はコロナ禍において不安や恐怖、緊張の状態に置かれています。
    人間は不安や恐怖の状態のとき、心は過去や未来に意識を飛ばし、心ここにあらずの状態になり、今を感じることができなくなってしまいます。
    このような状況の今だからこそ、心を安定させるマインドフルネスを試してみるのはいかがでしょうか。

    マインドフルネスとは、古代の仏教より伝わる手法から宗教的な要素を取り除いた瞑想のことをいいます。目指すのは「今ここにいる」という状態です。
    過ぎ去った過去を手放し、将来への不安からも離れて、「今ここ」に意識を置くトレーニングをすることで、集中力が増し、頭の中が明晰きになり、心の安定と強さを得るとても良い方法です。

    マインドフルネスはとてもシンプルな3ステップで構成されています。

    1. 良い姿勢で座る
      床に座布団を敷きあぐらをかいて座ります。(椅子でも正座でも良い)
      手のひらを下に向け、膝や太ももの上に置き、背筋を伸ばします。
      目は半眼という薄目の状態にして1.5~2m先の床を眺めます。
    2. 自分の呼吸に意識を置く
    3. 感情や思考が浮かんでも、それを追わずに呼吸に戻る

    普段思考をフル回転している私たちは最初のうちは瞑想中も次々と色々な思考が浮かんでくることでしょう。
    そのときは思考や意識を抑え込むのではなく、「考えているなぁ」「雑念」と心の中でつぶやいて、意識を呼吸に戻します。
    感情や思考に判断を加えずそのままにして、ただ呼吸に戻る繰り返しは、何度でも「今」に戻ってくる練習になります。

    日々、様々な情報を何気なく見ているようですが、人間は外からの情報に大きく影響を受けています。
    不安な情報が多い今だからこそ、少しの時間情報を遮断してマインドフルネスしてみませんか?