• 2020.05.27

    肺機能を高めるために

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    コロナの影響で、ご自身の肺機能を高めて予防するためにはどういったことをすれば良いのか、悩まれている方が多いと思います。

    一般的には肺機能の低下は30代前後から始まるそうです。
    思ったよりも早い段階から始まるのですね。

    免疫を高めるには納豆が良い、ヨーグルトが良い、など話題になっている食材は沢山ありますが、肺機能を高める食材として興味深い記事がありましたので、今日はそのお話をご紹介させていただきたいと思います。

    1日に2個以上のトマトを食べた人は肺機能の低下率が緩和される、との研究結果が医学誌「European Respiratory Journal」で2017年に発表されています。
    中でも元喫煙者に効果があり、特に林檎など果物を1日に3カット以上食べていた人にも同様の傾向が見られたそうです。

    論文の共同執筆者は、「喫煙をやめた人の肺の損傷の回復に食事が役立つかもしれない、ということを今回の研究は示している」と説明し、「また喫煙の習慣がなかった人の場合でも、果物の豊富な食事が肺の自然な老化を遅らせる可能性も示唆している」と指摘したそうです。

    研究結果では、通常は30歳前後から始まるとされる肺機能の低下において、トマトや果物を多く摂取する人は低下率が減少することが判明し、特に元喫煙者にはその相関性がさらに「著しく」現れたといいます。
    トマトや果物をたくさん摂る食事が喫煙でダメージを受けた肺の回復に役立つそうなので、コロナの影響で禁煙生活をされている方は、特にトマトをプラスして食べると良さそうですね。

    ビタミンCやビタミンE、カリウムや食物繊維もバランスよく含み、強力な抗酸化作用を持つリコピンの効果にも期待ができる素晴らしい野菜ですので、ぜひ意識して摂ってみてはいかがでしょうか。