線香花火
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今年の夏もコロナ禍で、恒例の花火大会も中止となり風物詩が見れずな日々でした。
そんな花火の中でも、今日は線香花火についてお話したいと思います。
皆さんも、一度は線香花火をしたことがあると思います。
少し地味にも感じますが、火花がとてもキレイでなんとも言えない儚さで、味わいのある花火です。
実は、線香花火の燃え方は人生を表すと昔から言われているのをご存知でしょうか?
燃え方は4段階あって、それぞれに植物の名前がつけられているのです。
着火直後は細かく震えながら丸くふっくらとした『牡丹』の花のような火の玉が形作られます。
それを命の始まりに例えています。
そして次に、『松葉』のようにパチパチと勢いよく音を立てて火花を散らしていきます。
どんどん色んなことを吸収して成長していく働き盛りの30代の頃でしょうか。
次に、音は小さくなり火花が『柳』の木のように枝垂れて、細く柔らかく、長くなります。
この段階は、沢山の経験を積んで角が取れてくる50代位のことを連想しているそうです。
次に、『菊』散りゆく菊の花のように小さな火花が舞い、やがて火玉が燃え尽きます。
牡丹→松葉→柳→菊と姿を変えて燃え上がる姿は人生そのものですね。
コロナ禍になって本当に沢山のことを考えさせられたように思います。
この先みなさんが幸せに平和に暮らすことが出来て、そして良い人生だったと笑顔で終われる一生を送りたいなと思いますね。
最後に、線香花火を長く楽しむコツは、斜め45度に傾けて火をつけるのがポイントだそうです。
お家のお庭やベランダでバケツに水を張れば楽しめると思いますので、ぜひ線香花火を試してみて下さい。