• 2022.05.30

    血管をしなやかに

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    身体中を張り巡らせている血管。
    人は血管と共に老いるとも言われています。
    年と共に硬くなり弾力が失われ、酷くなると脳卒中や心筋梗塞等、恐い病気の原因になります。
    いつまでも血管を柔らかくしなやかに保っていたいものですね。

    血管のしなやかさの鍵は、一酸化窒素(NO)であると、最近よく耳にします。
    血管内の細胞で作られ、血管の緊張を和らげて広げてくれる物質です。
    NOが血管内にたくさん放出されると、スムーズに血液が流れて、血圧を下げたり血中コレステロールを下げたり血栓ができにくくなります。

    はたして、どうしたらNOがたくさんできるのでしょうか?
    NOは、血流が速くなる時に作られます。
    お尻や太腿等の大きな筋肉を動かしたり、ウォーキング等の有酸素運動を20分以上続けて行うのが効果的です。

    また、調べるととても簡単な運動法がありましたのでご紹介します。
    膝裏や鼠径部の太い血管が通っているところを30秒程伸ばして、30秒緩めて休憩する。
    これを片足2回ずつ繰り返します。
    膝裏の場合は、立った状態で片足を前に出し膝を真っ直ぐに伸ばします。
    後ろの足は少し曲げます。前足の膝に手を添えぐーっと膝裏を伸ばします。
    鼠径部は、正座をして、片足を後ろに真っ直ぐに伸ばし、両手を床に添えなるべく上体は起こします。
    どちらも、痛い場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。

    また、肩をぐーっと上に上げて(首をすくめて)ストンと落とす。
    タオルを両手でギューっと握ってパッと離す等簡単な動作でもNOは流れます。

    意外なところでは、正座を1〜3分続けて足が痺れてきたらゆっくり立ち上がり、30秒程足踏みをするのもよいそうです。
    ふらつく場合はどこかに掴まって行ってください。

    NOは、力を入れている時より、その後の緩める時に流れるので、休憩を挟みながらするのがポイントのようです。
    血管の若返りを目指して、体も気持ちも若くありたいですね。