• 2022.11.27

    10億人の若者に難聴の恐れ、安全でない聴き方に警鐘

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    CNNによると、スマートフォンで聴く音楽やコンサート会場などの大音響によって、世界の若者10億人以上が難聴になる恐れがあるという研究結果が、15日の医学誌BMJグローバル・ヘルスに発表されたそうです。

    ディラード氏によると、「音量が大きすぎると耳の中の感覚細胞や構造に疲労が生じ、その状態が長く続けばダメージが恒常化して難聴や耳鳴り、またはその両方を引き起こしかねない。そうした状態は、ヘッドホンの使用のほか、コンサートやバー、クラブへ行くことによって生じる」とのこと。

    米疾病対策センター(CDC)が定める安全な騒音レベルの限度は85デシベルで週40時間程度。
    だが今回の研究によれば、1日に2時間半聴いただけで約92デシベルに相当する。
    スマートフォンで音楽を聴く時は105デシベルまで音量を上げることもあり、コンサート会場などでの音量は多くの場合、104~112デシベルに達する。

    と記事に書かれていました。

    これから世界中の若い世代が耳に不調を感じるのではないかと言われているこの状況は、異常な事態だと思います。
    ご本人がこのくらい大丈夫だろう!と思っていたことが、知らぬ間に耳を痛めつけていた…そんな患者さまのお声を聞くことがあります。

    “耳を傾ける”という言葉がありますが、ぜひご自身の耳にも寄り添って大事に守っていきましょう。