腰と姿勢と寒さ
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また、無意識のうちに姿勢が前屈みになっていませんか?
姿勢によって、腰の椎間板にかかる負担が違ってきます。
立っている状態より座っている方が椎間板にかかる圧力が高く、ただ立っているだけの状態より、立った状態で前屈をしている時の方が、椎間板にかかる圧力が高いそうです。
とくに椎間板への負担が少ない姿勢は、仰向けに寝ている状態のようです。(ナッケムソン「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」より)
逆に、脊柱管狭窄症では前屈の姿勢で痛みが和らぎます。
これは腰の骨の神経血管が通る部分(脊柱管)の圧力が減り、通り道が広くなって神経血管の圧迫が和らぐ為と言われています。
姿勢によって、同じ腰でも負担がかかる部分が違うことをお話しました。
ですが、この姿勢が楽!と同じ姿勢ばかりしていると、椎間板や腰周囲の血流が滞ってしまいます。
冷えやすく、寒さで動きが鈍くなりやすい冬は特に滞りがち。
ご自身の症状に合わせて、疲労や痛む時につらさが緩和される姿勢、鍼治療を上手く利用し長時間の同じ姿勢は避け、寒くない状態で無理のないアクアウォーキング(冬は白湯がおすすめ)、室内では腕を前後に振りながら足踏み、冷やさない為に締め付けのゆるい腹巻きなど保温に気をつけながら身体をこまめに動かし、めぐりの良い身体作りで冬を乗り切りましょう!