• 2023.12.23

    不通則痛

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    東洋医学には『不通則痛(ふつうそくつう)』という言葉があります。
    『通らなければ即ち痛む』という意味です。

    人の身体は気(エネルギー)、血(血液)、水(血液以外の水分)が滞ることなく全身を流れ、臓器や筋肉、細胞を栄養している状態が正常なのですが、体質や栄養状態、活動過多や活動不足により気血水が滞りあらゆる場所に痛みを起こすと考えられます。
    その場合、自覚症状として痛みはあっても病院で検査をしても異常がないと判断されることが多々あります。

    例えば、冬の寒い日に耳が痛いと感じたことがある人は多いと思います。
    耳周りの血管はとても細いうえ、イヤーマフ(耳あて)などをしていなければ冷たい空気にさらされ、体温を維持するために血管が収縮して血流が悪くなります。
    「血液が通らなければ即ち痛む」ということですので、マフラーやイヤーマフなどで耳を保護したり、耳周りをマッサージして血流を促して、寒い冬を乗り越えましょう。


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