鍼灸と縁のある神社
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両国にある「江ノ島杉山神社」です。
私は近くに住んでいるのですが、なかなか行けずにいて念願の参詣でした。
この神社は杉山和一という鍼灸師なら誰もが知っている人が深く関わる神社です。
和一は、江ノ島弁天の岩屋に籠り、鍼術の一つである管鍼術を授かります。
鍼の名人として名を馳せた和一は、5代将軍綱吉の目に適い、扶持検校として召し抱えられたそうです。
その後も和一は、江ノ島弁天への月参りを欠かさなかったところ、将軍綱吉は不憫に思い、元禄6年(1693年)5月16日、当地本所一つを分け与え、江の島弁財天ご分霊を勧請させたことに始まるそうです。
日本の鍼は杉山和一が創始した、鍼を管に通して打つ管鍼法で施術をしている所がほとんどです。
諸説ありますが、その始まりとしては、家に帰る時に石に躓いて倒れた際、身体に刺さるものがあってそれが木の葉に包まれた松葉だったそう。
和一はそこからヒントを経て管鍼法を思いついたと言われています。
神社の隣の建物の中には治療院と記念館も併設されていて、古い書物や色々な種類の鍼がたくさん置いてありました。
鍼灸の歴史なども改めて学ぶことができ、とても良い体験ができました。
お近くへお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
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一掌堂治療院(突発性難聴ハリ治療ネットワーク本部)
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