重陽の節句
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東洋医学では陽の気が一番強くなる日で、ここから先は段々陰の気が強くなり冬に向かっていくという「陰陽転化」(陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる)となる日です。
中国では奇数は陽数と呼ばれ縁起が良いとされています。
旧暦の9月9日は今でいうと10月にあたり、ちょうど菊の花の時期であるため「菊の節句」とも呼ばれます。
菊は邪気を祓い不老長寿の力があるとされていたため、菊の花を浮かべた菊酒を飲み無病息災を祈る習慣も生まれました。
また「9日(くんち)に茄子を食べると中風(ちゅうぶ)にならない」とされ茄子を食べる風習もあるそうです。(中風とは現代で言うと脳血管障害のような症状のことです)
長崎の「くんち」という10月に開催されるお祭りも重陽の節句の1つだそうです。
節句は季節の変わり目という意味でもあるため、体調も崩しがちです。
重陽の節句の頃に旬となる栗、茄子、菊等で旬の気を頂き、陰の季節に向けて身体を整えていきましょう。
鍼灸治療も季節の変わり目の不調の改善のお手伝いが出来ると思いますので、気になる症状をどうぞご相談ください。
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一掌堂治療院(突発性難聴ハリ治療ネットワーク本部)
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