春眠暁を覚えず①
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ん?冬にも同じことをブログに書いていました(汗)
冬は人間の体も冬眠状態なため眠いとのことでしたが、もう春、冬眠からは目覚めているはず…どうしたんだこのだるいような眠気…。
すると、「最近何だか眠くて」という患者さんがけっこういらっしゃいました。
「春眠暁を覚えず」という言葉があります。
「春は眠るのが心地よく、朝が来たのも忘れて寝てしまう」という意味ですが、東洋医学ではこの眠気を疲労や倦怠感と考えるそうです。
現代医学的に見ると、春になり暖かくなってくると、皮膚表面の血流量が増え、交感神経優位になり、日中の活動量も増えるため、疲労感やだるさが出るということだそうです。
東洋医学的に見ると、春は植物の陽気が上昇するように人間の陽気も血(けつ)と一緒に上昇して首から上に集まるため、頭がぼーっとしてのぼせやだるさが生じるのだそうです。
また、睡眠中は体が陰に傾きますが、陽気が多くなると眠りにくくなるため、眠気が取れないということも起こるようです。
他にも、春は五行というグループ分けの「肝」に分類され、「肝」は自律神経との関係が深いため、陽気や血のバランスが悪かったり、寒暖差などによって情緒が不安定になったり、なんとなく調子が悪いと感じることも多くなるようです。
次回へ続く・・・