• 2024.01.14

    陰陽学説

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    古典に「陰陽学説」というものがあります。
    とても簡単に言うと、世の中のあらゆる物事を「陰」と「陽」の2つに分類して考える方法です。

    「陽」には
      日向、朝昼、温暖、上、動的、活動
    「陰」には
    日陰、夕晩、寒冷、下、静的、休息

    などが挙げられます。
    上記はほんの一部ですが、全てのものは分類できると考えられています。
    これらは相対的に変化するため、春から夏にかけては陽気が強まり、秋冬にかけて陽気が弱まり陰気が強くなっていき、グラデーションの様に変化していきます。
    この陰陽のバランスが対等に変動している状態が健康であると考えられ、崩れると病を引き起こすことになります。

    その中で【動的、活動】【静的、休息】
    とは、今でいう自律神経である交感神経(陽気)と副交感神経(陰気)に当てはまります。
    目に見えない今だに謎の多い事柄を何千年前から説明していたと思うと嘘の様ですね。

    「陰陽のバランスが対等に変動している状態が健康である」という考えなので、活動し過ぎても休息し過ぎても身体に良くないということです。
    今のように電気が無い大昔には、日の出と共に起きて活動し、日暮れと共に寝て休息して陰陽のバランスを保っていたのでしょう。
    現代では陰を養うべき時間でも煌々と明るい環境の中、溢れる情報で陽気(交感神経)ばかり活発になってしまいます。
    量的には難しいかもしれませんが、質的にでも陰気(副交感神経)を養うように心がけたいものですね。


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